制作・出演 : アルフレッド・ブレンデル
新ウィーン楽派の3つの重要な協奏曲を収録している。20世紀を代表する3人の名手たちによる三者三様のアプローチを、クーベリックがしっかりと支えるという、絶妙なバランスを持った名盤として評価されている。
ロマンティックでピアニスティックな美しさに満ちているピアノ協奏曲と、シューマン自らが最高傑作と言った幻想曲との組み合わせ。シューマンのピアニズムを十分に生かしきったブレンデルの演奏が楽しめる。
ブレンデルの変奏曲シリーズの第2弾として発売されたもの。シューマンでは、遺作の変奏曲が挿入されている。ベートーヴェンも通常聴けない珍しい曲が選ばれていて興味深い。ブレンデル円熟期の名演である。
モーツァルト後期の傑作2曲を収録。ブレンデルが70歳を過ぎてから取り組んだモーツァルトの協奏曲シリーズで、彼の円熟の境地が堪能できる。第22番のカデンツァはブレンデル自身の作曲によるものだ。
ブレンデルとラトルとの初顔合わせとなった、4度目のベートーヴェン全集録音からの一枚。ラトル率いるウィーン・フィルの闊達な演奏にブレンデルがいつになく興に乗り、一段と味わい深い演奏を繰り広げている。
ブレンデルとラトルが初顔合わせで完成させた全集録音からの一枚。ブレンデルにとっては、実に4回目の全集となる。ラトルの才気にブレンデルの磨き抜かれた美音が絡まって、精彩に富んだベートーヴェンとなった。
ブレンデルの2度目の録音となるブラームスの「ピアノ協奏曲第2番」。全体をまとめる構築力と細部にわたる知的なアプローチとの、絶妙なバランスの上に成り立ったブラームス。アバドが作り出す美しい響きと相まって、スタイリッシュな演奏に仕上がった。
フィッシャー=ディースカウが、いずれも複数回録音している作品を収めている。円熟期の彼がブレンデルと組んだ録音は、発表当時大きな話題となり高い評価が与えられた。雄弁で美しいブレンデルのピアノも素晴らしい。
制作・出演
アルフレッド・ブレンデル / クリーヴランド四重奏団のメンバー / シューベルト / ジェイムズ・ヴァン・デンマーク / ドナルド・ワイラースタイン / ポール・カッツ / マーサ・ストロンギン・カッツ最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!