制作・出演 : イェジー・セムコフ
ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番
祖国ポーランドを離れる直前に作曲し、告別演奏会で自ら演奏した第1番。それより1年前の作品で、第2楽章が初恋の人への思慕から作曲されたと伝えられる第2番。古典的な形式によりながらも瑞々しいロマンティシズムに溢れ民俗的なリズムも織り込まれた、ポーランド時代に作曲された若き日のショパンの協奏曲をカップリングした一枚です。ショパンを得意とするヴァーシャーリが、繊細優美で詩的ともいえる演奏を繰り広げています。
ショパン:ピアノ協奏曲第1番・第2番ショパン:ピアノ協奏曲第1番・第2番
ブレハッチは伴奏に非常にうまく乗っかっている、という表現が一番良いかもしれない。決してべたべたと甘ったるく弾かず、軽く柔らかく、しかも詩情と幻想味をたっぷりとたたえながら、自由に動き回っている。セムコフの気品のある伴奏も良い。新定番。
PREV1NEXT