音楽むすび | 制作・出演 : イッペイ・ブラウン

プリンスのバック・ギタリスト、マーク・アンソニー・ジョーンズのプロデューサー、デニス・マーティン。彼が全面プロデュースしたマキシで、気鋭のDJ、OSAMU Mも参加したクラブ・ポップ。

軽くゆったりとしたリズムにのせた(1)は、柔らかで温かいサウンドと絡み合うソウルフルなヴォーカルが心地いい王道のR&B系ミディアム・チューン。さらにバラード寄りで美しいメロが強調される(2)とともに、自然に流れるファルセットやフェイクが巧みな表現力を感じさせる。

本格派ヴォーカリストの、3ヵ月連続マキシ・リリースに続いて発表する1stアルバム。カネボウCM曲の日本語ヴァージョンをはじめスウィートなファルセット・ヴォイスを堪能できる。

水着ジャケ・シリーズも第3弾。父親はスタジオ・ミュージシャン、若くして本場のR&Bを求めて渡米という華麗な経歴を持つippei brown。よくまとまったスウィートなブラコン歌謡です。いい人そうなのが気にかかる。往時の角松敏生のような“悪(ワル)”のニオイもほしいところ。

男性R&Bヴォーカリストのセカンド・シングル。平井堅ライクな中世的な声で、歌いこんでも嫌みがない。タイトル曲は今様R&Bマナーに乗っ取ったブレイクビーツ、カップリングに泣けるスロウを持ってくるところが憎い。それにしてもエロ・ジャケの意味は……?

尊敬するアーティストはBABY FACEという23歳の新人シンガー、ippei brownのデビュー・シングル。幼少から黒人音楽に親しみ、本場の黒人音楽探訪のため、高校でアメリカに留学したという豪の者。ジャケット通り、実にスウィートなブラコン歌謡です。