制作・出演 : インビシブルマンズデスベッド
青春の蹉跌青春の蹉跌
70年代ロックのテイストを持つバンドのファースト・アルバム。ドアーズを思わせるサイケデリックな演奏に粘っこいヴォーカル、それに歌謡曲っぽいメロディと、いずれもドロドロに濃厚で、ATG映画のような暗く重い情念が漂う。きわめて日本的な演歌ロック。
16秒間16秒間
1曲43分20秒。歌入りの本編は5分足らずで、後は静寂の中で芽生えた喧噪の種が実をつけていくよう。「幾度となく繰り返される狂気」という帯に掲げられた本人の言葉も納得だ。サイケデリックの美と狂気の裏腹な世界がここにはある。
『接触』『接触』
東京を拠点に活動する4人組の6曲入りミニ・アルバム。かき鳴らされる楽器の生々しい衝動と圧倒的な絶望感が入り混じった直情的なロックンロールが魅力。その勢いは、見てはいけないものを見てしまったような感覚か。一つ一つの音が強烈に危うさを訴える。
PREV1NEXT