制作・出演 : エリック・ハイドシェック
モーツァルト:ピアノ協奏曲選集 6モーツァルト:ピアノ協奏曲選集 6
ハイドシェックの演奏は今、絶頂期の至芸の域に達したようだ。粒立ちのよい音質ながらうるおいと「コク」のある音色、深みのある解釈など、ハイドシェックならではの独創的なモーツァルトが展開される。今後のモーツァルト演奏の指標ともいうべき演奏である。
モーツァルト:ピアノ協奏曲選集 4モーツァルト:ピアノ協奏曲選集 4
超おすすめの名盤、とは思わない。が、音楽する歓びに溢れたひとつの流れに身を任せて、その中に漂う快感が、ここにはある。演奏すること、それを聴くこと、それぞれが個人的な個別の体験であり、欠点やキズを見つけてもそこに何の意味があるのだろうか。
モーツァルト:ピアノ協奏曲選集 3モーツァルト:ピアノ協奏曲選集 3
熱狂的な支持者を持つことで知られるハイドシェクの最新録音。縦横自在に動くテンポと細かな表情付けはこのピアニストの独壇場といえよう。けれども、聴き進めるうちに少々疲れてくるのも事実。筆者個人としては以前のハイドシェクの素直な演奏をとりたい。
モーツァルト:ピアノ協奏曲選集2モーツァルト:ピアノ協奏曲選集2
名曲2曲。27番は特にいい曲。ハイドシェックはとても“個性的”な演奏をする。まったりとねばるフレーズ、意識的に動かすテンポ、オーケストラの時間を常にせき止め拍節感にブレーキをかける。ラルゲットと変わらないアレグロのタッチ。