制作・出演 : シギスヴァルト・クイケン
ピリオド楽器によるバロック演奏の第2世代にして、牽引役を務めてきたクイケンらによるバッハ。ピリオド楽器の特徴をしっかりと踏まえ、当時の奏法を徹底的に研究し、バッハが求めた音楽を創り上げている。
最高の音で楽しむために!
制作・出演
コレギウム・アウレウム / シギスヴァルト・クイケン / スミソニアン室内管弦楽団 / バルトルド・クイケン / ヘルムート・フッケ / モーツァルト / ヤープ・シュレーダー / ラ・プティット・バンド制作・出演
アウクスブルク大聖堂少年合唱団聖歌隊 / オランダ室内合唱団 / クリスツィーナ・ラーキ / コレギウム・アウレウム / シギスヴァルト・クイケン / モーツァルト / ラ・プティット・バンドモーツァルト・イヤーの膨大な再発CDの中でも編集者の誠意が感じられる珠玉のセット。ピリオド楽器演奏の草分けとも言えるコレギウム・アウレウムとアウクスブルク大聖堂聖歌隊の至純な響き、ラ・プティット・バンド初期の尖鋭な演奏、共に聴き応え十分である。
最後の12曲「ザロモン・セット」を4CDに収めたお買い得好企画。クイケンとそのバンドがヴァージンからDHMへ、いわば里帰りと呼べる移籍を果たした時期の録音で、彼ら独特の奏法が生み出す弦楽アンサンブルの響きがベストと言える演奏を生んだ。★
ラ・プティット・バンドの結成10年を経過して録音されたもの。歯切れの良い速めのテンポ設定という、その後のバロック演奏のひとつの方向性をつけた録音と言える。演奏技術の向上にも目を瞠る。
ラ・プティット・バンド結成後20年ほど経って初めて録音されたブランデンブルグ協奏曲。クイケン3兄弟をはじめ、寺神戸亮、鈴木秀美らによって、ピリオド楽器演奏でのこの作品のひとつ典型を作り上げた。
約20年の時を経て再録音された、シギスヴァルト・クイケンの無伴奏。旧録音より一層バッハとの緊密な対話がなされている。様々に考え抜かれた表現が随所に現れ、ピリオド楽器でのひとつの頂点に立った。
ピリオド楽器による演奏が瑞々しい音楽を作り上げることを教えてくれた録音。録音から30年以上経った今聴くと、奏法やスタイルの“新しさ”ではなく、彼らの情熱や覇気といったものが鮮明に聴こえてくる。パイオニアとしての生気にあふれた感動的な演奏だ。
名手バルトルド・クイケンが新バッハ全集をベースに、それまでの経験や研究のすべてをかけて取り組んだ名盤だ。揺るぎない自信に満ちあふれ、格調高く歌い上げるフラウト・トラヴェルソ。過剰な表現は一切ない。バッハ音楽のエッセンスだけが響いている。
鈴木美登里やマグダレーナ・コジェナーらを擁し、長い年月をかけて獲得した熟達した演奏を繰り広げている。なんらの誇張もなく自然な流れを作り出し、瑞々しい新鮮なバッハを創出している。
クイケン3兄弟が、レオンハルトに替わってコーネンと組んで録音した2度目のもの。豊富な経験が、演奏に余裕を出し、新たにバッハに対峙した、クイケンらが到達したバッハ観の集大成的なアルバム。
最高の音で楽しむために!
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