制作・出演 : ダン・タイ・ソン
情熱のショパン情熱のショパン
ショパン没後150年だそうで、ロシア系(ダン・タイ・ソンはモスクワ音楽院出)ピアニストと日本人とが、ショパンの有名どころのタイトル付作品を演奏している。(7)はもちろん“大田胃酸”である。やっぱりダン・タイ・ソンとディーナ・ヨッフェがいいな。
ショパン:ポロネーズ全曲集ショパン:ポロネーズ全曲集
ダン・タイ・ソンの演奏は派手ではないし、今風でもない。あくまでも楽譜に忠実、かつ伝統的な演奏スタイルだ。彼のこだわりが細部のいろいろなところに聴こえていて面白い。“こだわり”といえばショパンのポロネーズへのこだわりも。
ドビュッシー・アルバムドビュッシー・アルバム
いわゆるショパン弾きとしてのイメージが強かったダン・タイ・ソンだが、今回のドビュッシーでは、彼の東洋人らしい繊細さや神秘的とも言えるトーンが、立体感を伴って独自の魅力を放っており、イマジネイティヴなドビュッシー像を作り上げている。