制作・出演 : チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン・オペレッタ集ウィーン・オペレッタ集
オペレッタはオペラと違って、よりミーハーな面白さがある。だから序曲だって少しも深刻じゃなくて、なんだか聴いているとワクワク・ウキウキしてしまう。ヴァーレクだってそんなことは先刻ご承知。でもあまり過度にはしゃがないところに性格が出てます。
ベルリオーズ:幻想交響曲,序曲「ローマの謝肉祭」ベルリオーズ:幻想交響曲,序曲「ローマの謝肉祭」
ホールにこだまする残響をそのままとらえたオケの響きに一瞬たじろぐ。演奏のリアリティからいえば最高だが、ディテールのクリアな録音演奏に慣れた耳には、ちょっと距離を感ずるはず。しかし響きは美しい。解釈も毒々しくなく、スッキリと端正だ。