制作・出演 : デニス・マツーエフ
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 シュニトケ:ピアノ協奏曲 ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 シュニトケ:ピアノ協奏曲 ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲
リスト:ロ短調ソナタ&プロコフィエフ:戦争ソナタ マツーエフ・カーネギー・ホール・コンサート2007リスト:ロ短調ソナタ&プロコフィエフ:戦争ソナタ マツーエフ・カーネギー・ホール・コンサート2007
リストのロ短調ソナタにプロコフィエフの「戦争ソナタ」。これはもうヴィルトゥオーゾ真っ向勝負のプログラム。演奏するのは、まだ30代前半のロシアの俊英・マツーエフ。だがこの手の演奏家によくある単調な腕力頼みではなく、リリカルな表現にも長ける。
ペトルーシュカ&四季 超絶のヴィルトゥオーゾペトルーシュカ&四季 超絶のヴィルトゥオーゾ
今、ロシアン・ピアニズムの醍醐味を最もストレートに味わえるのがマツーエフだろう。チャイコフスキー・コンクール制覇から8年、さらにスケールの大きくなった彼が聴ける。キレと勢いで聴かせる「ペトルーシュカ」、一転して正統的な「四季」。ともに確かな聴き応え。
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」/シチェドリン:ピアノ協奏曲第5番ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」/シチェドリン:ピアノ協奏曲第5番
「火の鳥」から意外な響きが聴こえてくる。ふわり音色が受け渡されるはずのパッセージがゴツと滞る。炸裂するトゥッティの背後で金属打楽器の残響が蒼く漂う。シチェドリン作品でもパスティシュのような意匠のなかから突如異形の音の形が現れる。津々のライヴ。
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