制作・出演 : ドビュッシー
ドビュッシー,ラヴェル 他:室内管弦楽曲ドビュッシー,ラヴェル 他:室内管弦楽曲
バロックのレパートリーが好評のパイヤールだが、フランス近代の作品も自家薬籠中のもとのしている。いずれも室内管弦楽団の規模に合った作品を、軽やかにサラリと演奏している。ラヴェルなどはもう少しネチっこくても良いのでは、と思うくらい。
ドビュッシー:ピアノ独奏曲全集 第4巻ドビュッシー:ピアノ独奏曲全集 第4巻
この1枚で「ドビュッシー全集」は完結。知的であることと官能的であることが、相反することのない「よろこび」に満ちた音楽。色彩感に満ちた音、ドビュッシー独特の形式、時間感覚、そして空間造形の明快な解釈。珍しい曲も聴けて、マニアックな感じ。
ドビュッシー:前奏曲集第2巻・版画・子供の領分ドビュッシー:前奏曲集第2巻・版画・子供の領分
ロンドン・シンフォニエッタの音楽監督、クロスリーが、新たなドビュッシー像を把えようと試みる。リズムやアクセントの僅かな力点の違いが音楽の多層的な広がりを誘発するなどの新鮮味はあるが、意外とコンサバ。新しさを期待しないないなら、優秀な出来。
亜麻色の髪の乙女亜麻色の髪の乙女
“一弓入魂”の1枚。決してサラリと流さず、ある時は激しく、そしてある時は夢を見るように終始ロマンティックだ。ライヴの時のように音楽が生きている。妹・由子との息もピッタリ合っている。
アラベスクアラベスク
'67年生まれの吉田直子のデビュー盤。(3)(5)(8)(9)(12)がオリジナル曲、他は編曲もの。ハープはムード音楽と結びつきがちだが、実は多彩な音色、大きなダイナミズム、と幅広い表現の可能な楽器だ。演奏はめりはりのきちっとついた活きのいいもので、清々しい。