制作・出演 : フランチェスコ・カフィーソ
黒と白の肖像黒と白の肖像
これで10代というのだから恐れ入る。カフィーソのアルバムは、シシリー出身のメンバーと組んで、ジャズ・オリジナルを中心に取りあげたもの。ストレートアヘッドなプレイであってもどこかが違う。そこがこの若者の心意気であり、将来性豊かな証拠だ。
天国への7つの階段天国への7つの階段
89年生まれのイタリア人アルト奏者。日本デビュー作『ニューヨーク・ララバイ』も完成度が高かったが、今回はアップ・テンポの曲が多く、がむしゃらに吹く姿を聴ける点がなんといっても嬉しい。「マイ・ファニー・バレンタイン」をタンゴでやっているのが異色。
ニューヨーク・ララバイニューヨーク・ララバイ
内外ともに若い才能が目立つようになってきたジャズ界から16歳の才能豊かなサックス奏者が登場した。すでにそのプレイには成熟したものが感じられる。抜群のテクニックもさることながら、表現力にも秀でている。あとはちょっとした冒険心が欲しい。
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