制作・出演 : ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ベートーヴェン:交響曲第5番<運命>ベートーヴェン:交響曲第5番<運命>
フルトヴェングラーのディスコグラフィーでも特に重要な1枚。戦後復帰コンサートの一晩から収録。第5交響曲がこの状況ならではの歓喜に満ちた演奏として有名だが、「エグモント」もすごい。実に重く、苦しく、こんな音楽は二度とできまい。
シューマン:交響曲第4番 他シューマン:交響曲第4番 他
交響曲はフルトヴェングラーの残した名演として昔から有名な演奏。確かに濃厚な幻想味と劇性を強調する巧みさは、この指揮者ならではの手腕である。いつものように、燃えつきて何が何だかわからなくなる所がないのも助かる。オケの弾きっぷりも格別。
チャイコフスキー:交響曲全集チャイコフスキー:交響曲全集
チャイコをもっとも美しく演奏した全集がこれ。もちろん別のスタイルもあるだろう。しかし、とくに初期の作品における完成度の高さ、後期における濃密な表現は、やはり他には得難いカラヤン独自の世界。70年代後半、充実の極にあった時期の録音だ。