制作・出演 : ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」
制作・出演
アンナ・トモワ=シントウ / サミュエル・レイミー / ジェフリー・テイト / パータ・ブルチュラーゼ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / モーツァルト / ヴァルター・ハーゲン=グロル発売元
ユニバーサルミュージックカラヤンのこの曲の初録音盤である。経験豊かな充実した独唱陣を揃え、オーケストラにはBPOを配し、満を持して録音しただけあって、彫りの深いカラヤン会心の演奏となっている。粒揃いの独唱陣の中では、とくにバルツァのドンナ・エルヴィラが印象に残る。
至高のアダージョ/フルトヴェングラーVS至高のアダージョ/フルトヴェングラーVS
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20.21番モーツァルト:ピアノ協奏曲第20.21番
セット物からの分売。ある意味でオリジナル楽器の演奏と正反対のスタイル。響きには十分に厚みがあり、表現はロマンティックで創意工夫に満ちていながら音楽性は抜群である。最近のバレンボイムを聴きたい人には、まずこのモーツァルトから。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22.23番モーツァルト:ピアノ協奏曲第22.23番
細かい音符一つ一つに至るなまで柔らかな色合いでニュアンス豊かに彩るバレンボイム。透明感のあるタッチが、ロマンティックな情感をべたつかない、清潔なものにしている。ベルリンpoも、やや低音を抑えめにした柔らかな響きでソリストを優しく包みこむ。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24&25番モーツァルト:ピアノ協奏曲第24&25番
いずれもオーケストラが重要な働きをする作品だけにベルリン・フィルの雄弁な表現力がここでは素晴らしい効果を発揮している。バレンボイムの硬質のタッチはオーケストラの響きからくっきりと浮かび上がり、感情の流れを思いのままに表現している。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26&27番モーツァルト:ピアノ協奏曲第26&27番
バレンボイムの演奏は、モーツァルトより「モオツアルト」の世界であり、最近は棒もお振りになるMr.ファナティック先生及びその賛同者には歓迎されよう。あんまりこういう風に楽譜読んだことないもんね、ドミソはドミソっていうタイプだから私は。