制作・出演 : ラ・クァルティーナ
15シーンズ15シーンズ
チェロ4台で聴く映画音楽の名旋律。中高域のまろやかで人懐こい響きが、そういえば、と何やらノスタルジックで柔らかな気分に引き込む。編曲も演奏もワザを弄さず透明に惻々とメロディをめぐって情感漂わせる。音色をさりげなく活かしたモリコーネが美しい。
パッサカリアパッサカリア
N響の4人のチェリストによるアンサンブル。編曲の出来にムラがあるけれど、ど真ん中のクラシック音楽スタイルをズンと貫き、渋く落ち着いた味わいを醸し出す。チェロの美しく重厚な響きと相まって、「やっぱりこれが王道だよな」という感じも与える。
リベルタンゴリベルタンゴ
チェロ4台で聴くアルゼンチン・タンゴ。バンドネオンの激情もヴァイオリンの妖艶もないけれど、深々とした響きのフトコロ、そしてナマ身の弱みやせつなさそのもののような高域の響きが交錯しナイマゼになるこのホットな情緒世界は、何やらジワジワと人懐こい。
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