音楽むすび | 制作・出演 : ルチア・ヴァレンティーニ・テッラーニ

アバドの2種ある録音のうち最初のもの。駄作がないといわれる古今の「スターバト・マーテル」中屈指の傑作といわれる、早世の作曲者の白鳥の歌で、アバドの静と動の見事な対比と2人の歌手の名唱が感動を誘う。

《ユニバーサル・クラシック文庫》ジュリーニ編10点からの1枚。ジュリーニにとって初めてのロッシーニ声楽作品の録音だったもので、古典的な気品のある表現が素晴らしい。

これは26歳で早世した作曲者の「白鳥の歌」だ。スターバト・マーテルは「悲しみの聖母はたたずむ」の意で、古今多くの作曲家の作品があるが、中でもペルゴレージのものは名曲だ。このアバド盤は23人の弦とog、S、Aによる演奏で深い精神性を表現した名演。