制作・出演 : ロリン・マゼール
ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調「運命」ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調「運命」
2曲ともマゼール2度目の録音で、(1)は名古屋、(2)は東京でのライヴ。甘めのウィーン・フィルの音も、ここではピシッと引き締っている。一見音楽は非常にストレートのように見えるが細部に至るまでマゼールの目が行き届いている。緻密か神経質かに意見が別れるかもしれない。
チャイコフスキー:大序曲「1812年」/スラヴ行進曲ほかチャイコフスキー:大序曲「1812年」/スラヴ行進曲ほか
3曲ともVPOによる録音はこれが初めてだった。マゼールの棒に応え、VPOならではの音色と品位を保持しつつ、迫力に充ちた演奏が展開されているのが聴きもの。(1)の大砲に加え、小銃の音も加わった。(3)はパノラマ性が強い。