制作・出演 : ローランド・ハナ
ブラックベリー・ウインター〜プレイズ・アブラックベリー・ウインター〜プレイズ・ア
78年に録音したハナのワイルダー集。ヘレン・メリルがプロデュースした一連のソングブック・シリーズはどれも趣味がいいが、これはソロ・ピアノ((9)だけはヘレンの歌入り)とあって、ことのほか格調が高い。最後の4曲は、今回追加された未発表演奏。
イージー・トゥ・ラヴイージー・トゥ・ラヴ
ぼくがローランド・ハナの存在を始めて知ったのはこのアルバムだから、同じように今回のCDリリースを嬉しく思う人もたくさんいると思う。何せ、ジャケットの女性を見て彼を女性だと思ってしまった。たぶん彼のクラシカルな技法が堪違いの原因だ。
ペルージアペルージア
ローランド・ハナはリーダーとしてもサポート役としても強い個性を持つが、ソロ・ピアノに持てるすべてのアイディアを託したのが本作。リゾート地モントルーのロケーションも影響してかプログラムの多彩さは超絶。近年聴けないクリエイティビティがある。