制作・出演 : 佐藤悦子
キャロルキャロル
コーラス・アルバムとして非常に高いクオリティのクリスマス・キャロル集。全曲ア・カペラなのはもちろん、5人のアレンジャーによる編曲が実に素晴らしい。各キャロルの出自に合わせた原語による歌唱も、コーラス・ファンの琴線に触れるだろう。スタジオ録音ながら自然な音場も見事。★
トッカータとフーガトッカータとフーガ
デビューから4年を迎えての第4作。ポピュラリティを失わないピュアな歌声を維持しながら、ハーモニー、フレージング面で円熟味を加えているのが素晴らしい。心地よい伸び・うねり感と、クラシカルな選曲は、時にあのスウィングル・シンガーズを彷彿とさせる。★
パストラーレパストラーレ
いきなりの成功は、プロデューサーの岸健二郎が経験を経てベース(アルト)を当初から取り込んでいることが大きいだろう。女声コーラス特有の浮遊感だけでなく、合唱としての魅力をきちんと表現しているのだ。3枚目となって、ますます充実。以後の活躍も期待したい。
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