制作・出演 : 佐藤慎一
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株式会社ポニーキャニオンミヤネ屋コメンテーター、エッセイ「ジャズとエロス」の執筆など文化人としての活動も盛んな ジャズ・ヴァイオリニスト牧山純子デビュー10周年プロジェクト。 独立25周年記念コンサートへのゲスト出演など交流あるスロベニアをテーマにしたオリジナル組曲や、 「大きな古時計」「黒い瞳」「魅惑のワルツ」などのカバー曲を収録。 初のセルフ・プロデュース作品!! 独立25周年記念コンサートにゲスト出演したスロベニアへの想いを綴った「スロベニア組曲」やバー クリー音大在学時、紅白歌合戦で平井堅のバックで演奏した「大きな古時計」など想い出の楽曲を収録。 牧山純子(vln) Tatsuya(p) 佐藤慎一(b) 萱谷亮一(per/ds) 中林成爾(cello)
過去5作から選曲し、未発表の4曲を加えた初のベスト・アルバム。自らの表現スタイルをもっているうえに声そのものが魅力的で、スタンダードやバカラック・ソングなど多くのシンガーに歌われている曲が独特の空気感を醸す。類家心平のトランペットもいい「いつか王子様が」など未発表曲も充実。
ほんわかした伸びのある声。ほとんどがスタンダードやボサ・ノヴァの名曲で構成されたデビュー・アルバムから感じるのは、彼女の名前どおりの“昼”。それも午後の気だるさだ。ドラムの音を極力抑えギターとピアノ主体のバックでじっくり聴かせてくれる。
楽器数を抑えたシンプルな音作りがまろやかで温かいヴォーカルの魅力を引き出すクリスマス・アルバム。小沼ようすけとのデュオによる(1)は音の向こうの静寂を描くような繊細さがいい。ゆったりと跳ねるアレンジが新鮮な(4)、メロディを慈しむように歌う(5)も快作。
レギュラー・バンド“レ・フリーク”でニューヨークに乗り込んで録音された大人なアルバム。気を衒った仕掛けもなければ、ニューヨークのゲストもいない。ベース・リーダー作だけにベースがリード・メロディを奏でるが。なぜか、70年代の匂いがする、手作りの良さが。
デビュー作に続き、ゴンザレス鈴木のプロデュースによる2作目。(1)や(6)に代表される穏やかで和めるヴォーカルが最大の持ち味だが、難度の高いメロディで軽快にスウィングする(5)では技巧の確かさをアピール。(2)がジャズ・ワルツに編曲されているのは新鮮に感じる。