制作・出演 : 原大力
スウィートネススウィートネス
ピアノの響きは硬質だが紡ぎ出される音には穏やかさが宿っている。妙にほっとさせられるところが川上の持ち味だ。そんな魅力が満載されたこの2作目では、前作以上に美しくかつ印象的なフレーズが耳に残る。その路線に沿った選曲も素直でいい。
ティアラティアラ
10曲中8曲がオリジナルというデビュー・アルバム。正統派のジャズなるも、常に微妙な強弱を意識したタッチと、リリカルなフレージングに才気を感じる。切なメロのテーマが響くワルツの(4)は、「ワルツ・フォー・デビー」にも勝るとも劣らない名曲かも。
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