制作・出演 : 原田節
オヤスミナサイオヤスミナサイ
確かにソレっぽくはあるが、この人の作品を単純に“癒し”で括ってしまうのはいかがなものか。この言葉は便利だが、その音楽の本質、音楽家が語りたいことを曖昧にしてしまう危険がある。細かく神経の配られた音づくりの妙とでもいうものを味わいたい。
夢夢
CMにも使われた((1)(2)(6)(9))クラシック的な響きを持つインスト曲を集めたコンピレーション・アルバム。中でも、原田節が奏でるオンド・マルトノ(チェロの演奏を念頭に、弦楽器の弦と弓を電気的に置き換えたもの)という楽器の音色が心地よい。
湖を渡る風◎オンド・マルトノの幻想的世界湖を渡る風◎オンド・マルトノの幻想的世界
フランス現代音楽の作曲家たちが非常に興味を持って使っていた電子楽器オンド・マルトノ。シンセもあるし、すぐに廃れるんじゃない? と思っていた私は甘かった。こんなに透明で気持ちのいい音楽が作れるなんて。不思議な曲もあるが、なかなか素敵なアルバム。
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