制作・出演 : 吉田正
吉田正記念オーケストラによるタンゴ・アルバム第6弾。本作は2010年1月11日に東京・こまばエミナースで行なわれたコンサートの模様を収録。大編成オーケストラで聴く“吉田メロディ”もまた格別だ。
戦後の昭和歌謡に多大な影響を残した吉田正のヒット曲をアレンジして、交響曲として再構成した作品の第7番。吉田作品を半永久的に演奏することを目的に結成したオーケストラによる、シンフォニックなムード音楽だ。
昭和の歌謡界の大御所だった作曲家・吉田正。そのメロディをつなぎにつないで、全4楽章から成る交響組曲に仕立て上げたのが、指揮者・編曲者の大沢可直。いわく“ある作曲家の運命と生涯”。なんで? とは思うけれど、その使命感に満ちたひたむきさに拍手。
昭和30年代のビクターの都会派と言われた歌謡曲路線を作ったプロデューサー的な作曲家、吉田正の曲をクラシック・オーケストラで演奏する組曲に編曲したシリーズの5作目。合唱組曲付きで、団塊世代の合唱ファンにとっては歌いたくなる懐かしい歌だろう。
下世話なチマタの情緒の心地よさと近代オケの響きの快感を、チープとキッチュをきわどくかわしつつ両立させようという不思議な味わいの「交響組曲」第4弾。オケ書法にせよメロの処理にせよ、あ、これって! という仕掛けの連続。とにかく楽しませます。
吉田正といえば、演歌、歌謡曲の大作曲家。彼が生み出したメロディをつなぎ合わせて交響組曲に仕立てた音楽。大規模な作品にする是非はともかく、日本人の心情に訴えかけるメロディが次々と繰り出されてくる。ちょっとしんみりしたいときにはいい。
「有楽町で逢いましょう」などで知られる、昭和の歌謡史を代表する作曲家、吉田正の楽曲を、指揮者・大沢可直がオーケストラ作品に編曲。大衆に愛されてきた“吉田メロディー”の素晴らしさを再確認。
2,400曲あまりの作品を遺した国民的作曲家“吉田メロディ”こと吉田正。彼の名曲の数々を、指揮者大沢可直が4楽章からなるシンフォニーに編集。深い感動を呼ぶ壮大なサウンドが聴ける。
この程亡くなられ国民栄誉賞を受賞された作曲家、吉田正氏の自選集。作曲家がレコード会社の専属制だった時代、ビクター専属として、戦後歌謡曲のモダンで都会的な側面を担った巨星だった。作家デビュー曲「異国の丘」(48年)から発表順に編まれている。