制作・出演 : 安則眞実
ビリーヴィン〜チャカ・ジャズ・イン・ニューヨーク〜ビリーヴィン〜チャカ・ジャズ・イン・ニューヨーク〜
ポップ・ユニット、PSY・Sのメンバーとしてデビューし、近年はジャズを志向する女性シンガーの2004年録音作。パンチの効いたスキャットが気持ちいい(5)、明瞭で情感豊かな表現に個性が際立つ(7)など、快唱が並ぶ。(8)はドン・フリードマンのファンキーなピアノ演奏が楽しい。
チャカ・ジャズ ラヴチャカ・ジャズ ラヴ
前作の『チャカ・ジャズ』同様、自身の好きな曲を温かい声で、のびのびと歌う。(8)が典型だが、けれん味のない歌いっぷりが魅力。ホーンを模した(2)のスキャットでは技術の確かさをアピール。自作曲の(1)はスタンダードと並んでも遜色のない風格を備えている。
チャカ・ジャズチャカ・ジャズ
元PSY・Sのシンガーが自身の音楽的ルーツであるジャズに取り組んだ2002年作。速いテンポで小気味いいスキャットを聴かせる(5)、どこか人懐っこさのある(6)、旋律の美しさを慈しむように歌う(10)など、多彩な表現で力量を発揮する。温かみのある声質も魅力。
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