制作・出演 : 宝塚歌劇団
宝塚歌劇団星組公演(2008年)で大好評だったミュージカルに、新トップ・コンビの霧矢大夢・蒼乃夕妃による新生・月組が挑む。彼女らにとってお披露目公演となったステージの模様を収録。すぐ近くで歌い踊っている姿が浮かぶ臨場感、“スカピン”の世界を思う存分堪能できる2枚組。
テーマは水の都・ヴェネツィアのカルネヴァーレ(謝肉祭)。宝塚・雪組公演のライヴ盤で、コンメディア・デッラルテの一団が、音楽に合わせて軽やかに登場する第1場からスタート。トップスターの水夏希や今回がラスト・ステージの彩吹真央などが歌い踊る。作・演出の稲葉太地は、この作品が本公演デビュー。
サブ・タイトルどおりの内容で、桜一花、琴音和葉、初姫さあや、羽咲まな、花愛瑞穂など10人の宝塚娘役がそれぞれ1曲ずつ歌い、2曲は数人でのコーラスという構成。宝塚らしい華やかなアレンジのなか、娘役たちの透明感あふれ美しい声と見事な歌唱力をじっくり楽しむことができるお勧め盤。
宝塚歌劇団星組の公演の実況録音盤。冒頭から、ゴージャスなオケにのせてロメロ役の柚希礼音のスモーキーな歌声が、観客を一気に宝塚ワールドへ引き込んでいく。また、「アフリカーナ」など民族音楽色豊かなサウンドの宝塚的歌唱のアプローチが、興味深く鑑賞できた。ぜひ、大きなシステムで味わいたい。
水夏希をはじめとする雪組による、ブラジルを舞台にした華麗で楽しいラテン・レビュー。甲斐正人らによるオリジナルだけでなく、ジョルジ・ベンやジョビンはもとより沢田研二、森山加代子などのヒット曲まで飛び出してくる、想像を超えた発想とスケールに満ち満ちている。
宝塚歌劇団のプリンセス13人が人気のソロ・ナンバーを2曲ずつ唄った全26曲をCD化。桜乃彩音から遠野あすか、大鳥れい、壇れい……ファンにはたまらないアルバムだ。大きなスケールで唄いあげる楽曲、小洒落た雰囲気の佳品、ポップなナンバーなど、どれも歌劇用だけあって言葉の響きを大切にしている。
朝鮮半島の高句麗を舞台に、数千年の時間を超えて繰り返される壮大な運命と愛のファンタジーの宝塚版新ヴァージョンだ。新生星組のWトップ・コンビ、柚希礼音&夢咲ねねによるお披露目公演の記録に、かつての花組の『太王四神記』とはひと味違った宝塚を満喫できる。
黄泉の帝王トートとオーストリア皇妃エリザベートとの壮大な愛の物語で、宝塚での7度目の上演の記録。少女から運命に立ち向かう女性への成長を演じる凪七瑠海(エリザベート)、ソフトな演唱の瀬奈じゅん(トート)も幻想味があり秀逸。DVDもあるのでそちらにも注目を。
男役&娘役の両トップをはじめ、10人もの“ジェンヌ”たちが抜けてしまう星組さよなら公演作品。パリの街角の古びたレビュー小屋に100年ぶりの灯がともる……さよなら公演だけに、星組の全員が皆で盛り上げる華やぎと懐かしいシャンソン・オンパレードがいい。 『宝塚歌劇団』特集はこちら
自然が生み出す“風”をテーマに、多面的に風のイメージをとらえ、伝統と新しさを融合させた和風ミュージカルのステージを収録。白波五人男、風の盆・幻想、風林火山など多彩な演目で、水夏希、白羽ゆり、彩吹真央、轟悠などの歌声をたっぷり聴くことができる。 『宝塚歌劇団』特集はこちら
紀元前の神話時代から7世紀まで、数百年にわたる韓国の歴史ファンタジー・ドラマ『太王四神記』のミュージカル化。2枚のCDに引き込まれると、宝塚歌劇の得意とする夢と冒険とロマンをふんだんにちりばめた華麗でダイナミックな舞台が目に浮かんでくる。 『宝塚歌劇団』特集はこちら