制作・出演 : 寺内タケシ
“エレキの神様”寺内タケシによる、青春メッセージ・ソング。ライフワークとして“学校巡礼コンサート”を25年続けてきた彼ならではの、現代の若者への思いが詰まった熱い作品。
チェット・アトキンスの作品を連想させるような多重録音ソロ・アルバムの廉価復刻。ジャズ、ポップス、映画主題歌のスタンダードをミューザック風のアレンジでプレイしている。繊細なモズライト・サウンドと絶妙のアーミング・テクニックを堪能できる。
寺内タケシのエレキ・ギターによりヨーロッパ生まれの誰もが知っているメロディが心地好く蘇る。“哀愁の……”と言いたくなるが、そこはテリーのこと、抑制された情感のギター・インストの妙味を味わえる。スキャットを含むヴォーカルで川島和子が参加。
50年を超えるプロ・ギタリスト生活という。曲ごとにギターを持ち変え、音色とヴィブラートを調整し、要所々でころころまわる“こぶし”を絶妙に表現するなど、歌謡曲をエレキでというこの企画、見事にツボにドンピシャリ。全曲歌詞つき。
ギターの神様、寺内タケシが展開する「昭和歌謡史」シリーズの6作目。本作とVol.5は昭和初期の歌謡曲がメインとなっており、総体的にもの悲しい感覚が漂っている。ギターが歌以上に雄弁に語るという、独特な雰囲気に満ちている。日本酒の似合う世界。
テケテケ大統領・宇宙一のエレキ男寺さんは、美メロ・ギターの超名人でもある。歌いに歌うエレキによって表現された演歌系昭和歌謡の膨大な寺さんのレパートリーを再編成したシリーズの1巻め。エレキの美学探求者による技の数々、勉強になります。
胃がギターの形になっているという(本人が言っていた)寺内御大のエレキ弾きまくり歌謡史。(3)などのワーオ! フレーズをはじめ、随所にエレキファン感涙の聴かせどころ、くすぐりなどはある。しかし改めてこの道の大家、木村好夫名人の存在の大きさに気づく。
テリーのエレキがキュイ〜ンとむせび泣く、『エレキで綴る昭和歌謡史』のVol.3。演歌系の曲は、ほとんど“歌のない歌謡曲”と化しているが、ビッグ・バンド・ジャズをベースにした前田憲男アレンジの(11)(12)では、かなり自由に弾きまくっていて痛快です。