制作・出演 : 寺嶋陸也
ヴァイオリニスト古澤巌による、ベスト・クラシック100の為にコンピレーションされた、待望の最新ベスト・アルバム!!ピース・ライトCM曲「ショーロ・インディゴ」、カフェ・グレコCM曲「マドリガル」他、古澤自身の選曲による貴重な1枚です。タイトル通りロマンス溢れる楽曲を中心に、情緒溢れるあのヴァイオリンの音色が響き渡ります。
07年3月末にオーボエ活動を休止した宮本文昭の膨大な音源の中から、ケルン放送交響楽団を含め数々の海外オーケストラ首席奏者を務めながら培った確かなクラシックの妙技を集めたベスト・セレクション。ポップスフィールドでも名をはせながら、オーセンティックなクラシックとの両立を見事に成立させた稀有な才能の片鱗をお楽しみください。
4年半ぶりの2作目。今回は、イタリア歌曲、黒人霊歌、シャンソン、日本歌曲他と、多岐にわたっている。保多の表現力の幅広さが如実に現れている。特に弱音におけるうたいまわしが素晴らしく、一層ダイナミックなドラマを生み出している。もしかして前作よりいいか。★
ジャケットは器楽奏者風だが、実にいいバリトン歌手。色気と伸びをあわせ持った柔らかい声は、日本語にもよく似合っている。外国作品の日本語詞はなんと松本隆だが、さすがに翻訳ものの歌いにくさは払拭できず。ピアノは名手・寺嶋陸也。よくぞ集めた顔ぶれ。
気鋭の作曲家であり、ピアニストとしても活躍する寺嶋陸也(1964年生まれ)の合唱曲(詩:谷川俊太郎)。合唱界の第一人者、栗山文昭の指揮&プロデュースで聴く。
作曲者指揮によるライヴ録音。演奏の高揚がスタイルを壊すことがない、東京混声ならではのサウンドは、こういった作品ではやはり不可欠で、物議をかもす「原爆小景」の新作部分に説得力を与えることに成功した。ライヴでの彼らの巧みさも余さず捉えられている。★
武満徹ギター作品集で高い評価を得た鈴木大介が、ソプラノの保多由子と武満徹の歌を録音。「翼」「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」など武満の親しみやすい歌の数々を保多が自然体で歌っている。
新日本フィルの首席オーボエ奏者、古部賢一のファースト・アルバム。明快な音色でオーボエという楽器の魅力を引き出している。キラリと光る瞬間もあるが、モーツァルトのソナタなどは仕上がりが今一つ。選曲の意図も“?” 次のアルバムに期待したい。
オーボエの音色の複雑な豊潤さを改めて知らしめる盤。宮本のヴィルトゥオーゾぶりが堪能できる。『イタリア・エディション』と対を成す企画なので2枚を聴き比べるとより楽器と奏者の魅力を理解できる。この仏盤、全曲染み入る響きを貫き、選曲も妙。