制作・出演 : 川畠成道
ヴォルフ=フェラーリの協奏曲とは珍しい。オペラで名を成した人だけあって、美しい歌にあふれていて、しかもヴァイオリンの聴かせどころもそつなく盛り込んだなかなかいい曲だ。どうして、こんな曲がほとんど忘れられていたのだろう。川畠は、ちょっと線は細いが、なかなか気品がある。
川畠成道のデビュー10周年を記念したベスト・アルバム。既発売の8枚のアルバムの中から、川畠本人が選曲を手がけ、さらにピアソラの曲2曲の新録音を追加している。川畠ファン必携の作品だ。
川畠成道によるヴァイオリン小品集。オリジナル作品だけでなく編曲ものも数多く収める。川畠の演奏には甘ったるいところがなく、彼の音楽に対する真面目な姿勢がうかがえる。器用な演奏とは言いがたいが、どの曲にも彼らしい個性が感じられる。
ロンドンを拠点として活動を続けている川畠成道が、初めての協奏曲録音に選んだ2曲。この録音のひと月ほど後に、ボローニャで「四季」を演奏し大喝采を受けている。川畠の新境地を開いた記念すべき1作。
川畠成道の6枚目のアルバムは、2曲の無伴奏ソナタで構成された意欲作だ。楽譜に込められた作曲家の意図を丹念に解き明かし、奥行きのある演奏を実現している。難解とされるバルトークも、内省的な側面まできちんと踏み込んでいるため、説得力は十分。
もうデビューして5周年になる川畠の、今回の新録も小品集となった。この人の表現意欲はかなり旺盛で、楽器を美しくうたわせるというよりも、伝えたいことを最優先させる人なのだ。そういう意味では真の芸術家と言える。そして、それを支えるテクニックは十分にある。
川畠の奏でる音楽には、いつも聴き手の心に直接訴えかけるような痛切さがともなっている。メロディーを支える歌心は、途切れることを知らないように脈々と続き、演奏の根底には常に音楽への熱い想いが流れる。彼のひたむきさがひしひしと伝わってくる小品集。
ハンディ・キャップを乗り越え、日本を代表するヴァイオリニストとなった川畠成道の3作目。今回も「ラ・カンパネラ」「G線上のアリア」などの有名曲を取り上げ、だれもが親しめるアルバムに。
視力の障害を乗り越えて演奏活動を続ける人気ヴァイオリニスト、川畠成道の既発のアルバムがxrcd化。「愛のあいさつ」や「歌の翼に」などを収めた親しみやすい小品集。
視力の障害を乗り越えて演奏活動を続ける人気ヴァイオリニスト、川畠成道の既発のアルバムがxrcd化。「悪魔のトリル」や「夏の名残りのバラ」で優れたテクニックを披露。
コンサート動員、CD売り上げともにうなぎ登りの伸びをみせる注目のヴァイオリニスト。こころにしみる音色のデビュー・アルバムが欧米で高く評価され、新録音では自信のようなものさえ感じられる。
1998年3月、サントリーホールでデビュー。以来、すべてのコンサートでソールド・アウト状態が続いている注目のヴァイオリニスト、川畠成道の小品集。その技量と美音に、視覚障害者というただし書きは不要だ。