制作・出演 : 広上淳一
CREST 1000 519::グラズノフ/ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲CREST 1000 519::グラズノフ/ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲
発売元
日本コロムビア株式会社最高の音で楽しむために!
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、ピアノ・ソナタ第2番ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、ピアノ・ソナタ第2番
渾身の力演とはこのことを言うのだろう。とにかくピアニストがたくさんの音を弾くのが嬉しくてしょうがない、といった様子がよく伝わってくる。以前のように単に汗だくという域も脱している。オーケストラも好演。いっそう自由ですさまじいのはソナタの方か。
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 グラズノフ:瞑想曲 マネス:タイスの瞑想曲チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 グラズノフ:瞑想曲 マネス:タイスの瞑想曲
吉田のデビュー10周年を記念して収録されたもの。いくらか慎重ではあるが、自然に素直に歌っているところに好感が持てる。後半に小品が2曲あるが、こちらはいっそうのびのびと弾いている。伴奏は小編成だが、それに反して響きはたっぷりと取ってある。
チャイコフスキー:交響曲第5番、ロミオとジュリエットチャイコフスキー:交響曲第5番、ロミオとジュリエット
解説を読むと楽団員や裏方が録音資金を調達したらしい。広上にとってはありがたいことだ。ライヴとはいえ、いたずらに汗を飛び散らせるのではなく、あくまで楽団員の自主性を尊重しつつ、ていねいにバランスよく響くように心を砕いた演奏である。