2003年7月23日発売
20世紀のラスト・アルバムとなった作品が、低価格で再発売。5曲のストリングス・パートをアビィロード・スタジオで録音。今はなき日本の風景への憧憬を美しく綴ったメッセージ性の強い作品だ。
2曲とも突き詰めれば、“人は思い悩みながら、生きていくものなのね”という歌か。どちらも適度なビート感のある曲なので、体を揺らしながら聴いてしまいそうだが、都会に生きる人々の漠然とした不安感を表わした、けっこう重い曲といっていいかも。
仏人ギタリストによるシンフォニック・メタル・プロジェクト/バンドのセカンド。壮大なるスケールで構築された楽曲群は、クラシカルな側面を持ちながらも、ヘヴィかつアグレッシヴなテイストもドラマティックに活かされており、その完成度は目を見張る。★
“キングス・オブ・メタル”と呼ばれるカルトな米産バンド、マノウォーにかつて在籍していたギタリストのカムバック作。男臭い重厚感を下敷きにしながらも、80年代メタルの王道を貫く楽曲は総じてメロディアス。随所で聴けるギター速弾きも気合い十分だ。
英メロディック・ハードの人気バンド、テンのシンガーを中心としたオペラ・プロジェクトの第1章。ダニー・ヴォーン、ラナ・レーンら芸達者なゲスト陣を招き、壮大かつ躍動感に満ちたロック・オペラを構築、手堅い作品に仕上げている。続編はいかに!?
より疾走感が爽快な99年の2ndアルバムにボーナス・トラックを大量収録した再発盤。日本盤とは内容が異なる英国盤の収録曲を中心にさまざまなヴァージョンなどが盛りだくさん。
卍家タケコ、サカサイツトム、山昌平からなるユニットの処女航海フル・アルバム。ソウル・ミュージックとロックをミックスし、アンダーグラウンドというスパイスを利かせた感じ。情念を感じさせるようなつぶやき、叫び、スウィングするタケコのヴォーカルが印象的。
下北沢を拠点とするメロディアス轟音ロック・バンドの1stアルバム。ライヴ会場で2000枚のデモCDが完売するなど異例の新人である彼ら。先行シングル「蝉音 遠けれど」を含む6曲入り。