制作・出演 : 広瀬潤次
『イッツ・デ・ラブリー』『イッツ・デ・ラブリー』
ベテラン健在。2009年、70歳時の録音。ピアノ・トリオをバックにスタンダードをしみじみと歌う姿が神々しい。最後の「Mona Lisa」「A Child Is Born」は前作(97年録音の『クローズ・ユア・アイズ』)録音時の未発表トラックで、亡き本田竹広とのデュオ。
FEEL LIKE MAKING LOVEFEEL LIKE MAKING LOVE
発売元
株式会社ポニーキャニオン当世風もオールド・ファッションドも自家薬籠中と思わせる、しなやかな歌唱力の持ち主。「愛のためいき」のソフト・ムードから一転、4?6曲目あたりからアンニュイなムードでぐっと迫ってくる。ライヴの空気感を見事に醸しだすバックも絶品。正統派ヴォーカル・ファンに強くお勧め。★
地球は愛で浮かんでる地球は愛で浮かんでる
5枚目のアルバムは日本人オンリーのトリオ編成にて。映画のサントラにも使えそうな「時の砂」では柔軟な作曲能力を、「マッド・クラブ・パーティ」や「地球は愛で浮かんでる」ではイマジネーションあふれるプレイを。パウエルを自分なりに再編集した「パウエル・サークル」や、変拍子を盛り込んだカヴァー「残酷な天使のテーゼ」は、この世代だからこそ。