2010年2月24日発売
オーバニー・タッチ +3オーバニー・タッチ +3
70年代はヨーロッパを舞台に活躍していたオーバニーだが、このアルバムは一時帰国していた77年に収録したソロ・アルバムである。オリジナルは2曲、うち「ABブルース2」はパーカーに捧げたもの。パーカーとの共演がある「チュニジアの夜」は彼が得意にしていた曲。CD化によって未発表3曲が追加された。
ソング・オブ・ジ・アンサングソング・オブ・ジ・アンサング
幻のピアニストとして騒がれた時代に残したタプスコットによる貴重なソロ・ピアノ・レコーディング。思索的でときに先鋭的なタッチも示す彼だけに、ひとりで心のおもむくままにフレーズを展開させた本作は、それだけにその真髄が存分に味わえる。
パーソナル・ステートメントパーソナル・ステートメント
テナー・サックスのソロ作品ともなれば、有名なところではソニー・ロリンズくらいしか見あたらないが、本作は全然スタイルの異なるウォーン・マーシュ。しかも87年の亡くなる2日前の録音という正に「遺作」だ。
アライヴアライヴ
LOUD PARK 08での初来日公演と、2009年2月に行なわれたモントリオール、トロント公演の模様からベスト・トラックがチョイスされたライヴ・アルバム。エクスペリメンタルにしてエクストリームなメタル・サウンドの正確無比なプレイは、ライヴの追体験というより、同時性の生々しさを呼び込んでいる。
ア・タッチ・オヴ・ヘヴンア・タッチ・オヴ・ヘヴン
TNTをはじめ、精力的な活動を行なうヴォーカリスト、トニー・ミルズが新たに参加したニュー・バンドのデビュー・アルバム。スティーヴ・ペリーが在籍した全盛期のジャーニーを彷彿とさせるサウンドは、まさにメロディアス・ハード・ロックの王道をいくもの。ドラマティックな旋律美が心を揺さぶる。