制作・出演 : 日野美歌
全曲集 93全曲集 93
なんだかどんどん“演歌”の方向へ流れていってるみたいで…。演歌っぽい歌謡曲というあたりが、この人の魅力がもっと伝わってくるのではないだろうか。無理にレトロっぽくつくることはないと思う。もっと今のオンナをうたえる人なのに、ねぇ。
愛しさをください愛しさをください
全曲の作詞とプロデュースを松井五郎が担当。色気はさほどでもない人だが、背伸びをするでもなくつっぱるでもなく、あどけなさを残しながら、ちょっぴりクールにキメたりもする。これは日野のひとつの新境地が示されている力作。健気さがいい。
十年十色 シングルコレクション十年十色 シングルコレクション
10周年記念のシングル・コレクション。意外なほど太い歌声で、それほどコブシを回していない代表曲(1)といい、日野美歌はもしかしたらAOR系の歌謡曲が合っていたのではと思わせるベストだ。カラオケ・ファン向けのデュエット曲があったりと世相を反映。
TASTILYTASTILY
洋楽大好きという日野美歌が、ポップなバラード集を出した。型にはまった演歌唱法とは違って、のびのびと歌っている。リズムも重くならずに、歌謡曲って感じでとてもいい。今後この線で行ってもらいたいけれど、もとの演歌歌手に戻るんだろか。
ナチュラル・HINO MIKAナチュラル・HINO MIKA
演歌とは一味も二味も違うラヴ・バラードを歌っているのがこれ。竹内まりやの(2)(11)、井上陽水の(3)、ユーミンの(6)など、薄味とかいったレベルの違いではなく、正油とタルタルソース位に生活感覚の異なる恋歌を、和風寄りに料理して聞かせてくれる作品。