制作・出演 : 東京都交響楽団
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ:プッチーニに捧ぐヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ:プッチーニに捧ぐ
ラ・スコーラの2枚目の東京ライヴで、2008年に発売されたアルバムの再発盤。プッチーニのオペラの男声ソロを加えるという意欲的かつ精力的なコンサートで、ラ・スコーラを知るのに格好のアルバムとなっている。
ブルックナー:交響曲第8番ブルックナー:交響曲第8番
1887年の第1稿ノヴァーク版を使用した演奏。インバルはこの版にこだわり続けるが、録音をいち早く行なったことでも知られる。近年の異常なほどのわが国の“ブルックナー・ブーム”の中にあって巨匠的な風格を示せるのはインバルが筆頭。都響の豊麗さ重厚さ、解釈の充実度は至高。★
デンオン・クラシック・ベスト100::武満徹:作品集 ノヴェンバー・ステップス、ヴィジョンズ、他デンオン・クラシック・ベスト100::武満徹:作品集 ノヴェンバー・ステップス、ヴィジョンズ、他
最高の音で楽しむために!
R.シュトラウス:バレエ音楽全集R.シュトラウス:バレエ音楽全集
「ヨゼフの伝説」だけでも珍しいのに、R.シュトラウスが書いたバレエ音楽3作品すべてを録音した前代未聞のアルバム。「ヨゼフの伝説」はバレエ・リュスのディアギレフの委嘱によって書かれた作品。「春祭」の向こうを張った4管編成の力作ながら、今日ではあまり舞台にかけられるチャンスがない。若杉の棒はオーケストラの妙味とシュトラウスのロマン性を過不足なく引き出す。併録は20歳までに書かれた交響曲とロマンツェ。これまた希少な録音。演奏の精度と解釈の的確さは万全で、今さらながら若杉の意欲と情熱に脱帽。
ブルックナー:交響曲第5番ブルックナー:交響曲第5番
2008年から東京都響のプリンシパル・コンダクターを務めるインバルと同オケとの2009年の東京文化会館でのライヴ録音。快適なテンポで進められる、インバルらしいキレのよい演奏。第2楽章のカンタービレをはじめとする都響の弦楽器の充実ぶりが印象的だ。