制作・出演 : 松原混声合唱団
日野原重明音楽プロデュース<日野原重明音楽作品集>日野原重明音楽プロデュース<日野原重明音楽作品集>
シリーズ第5作。前作での朗読とピアノ作品披露に続き、本作では、本格的な合唱曲や歌曲を収録している。唱歌風のたたずまいを持つ歌詞、そこに自然に寄り添う旋律が耳に優しい。「埴生の宿」に自作詞をのせた「この世の旅路を終えて」(無伴奏合唱譜付き)など、広く歌われるべき内容と思う。
ブラームス:ドイツ・レクイエムブラームス:ドイツ・レクイエム
発売元
キングレコード株式会社ケーゲルがN響と行なった唯一の大規模声楽作品の記録。独り歩きを始めてしまっている感もある彼の“強烈さ”のイメージは、極東への客演のせいもあってか薄らいでいる。曲の進行と共に高まる充実度は感動的。第6楽章のフーガをはじめとする合唱の健闘も讚えたい。
日本合唱曲全集 混声合唱愛唱曲集日本合唱曲全集 混声合唱愛唱曲集
日本合唱界の第一人者である関屋普、栗山文昭、辻正行がそれぞれ、数ある混声合唱愛唱曲のなかから、これから歌いつがれていくであろう親しみやすい名曲を選んだもの。いずれも優れたアンサンブルと美しいハーモニーで、のびやかに歌い出されている。
花に寄せて花に寄せて
本シリーズらしい、よく練り込まれた録音が特徴。かなりオンマイク気味の収録は、楽譜を参照しながら曲の細部を研究するための資料としても適している。大人のテイストが強い硬派な演奏は、合唱ファンには多少好悪が分かれそうだが、最高水準と言っていい。
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