制作・出演 : 松本和将
静止した夢のパヴァーヌ プレイアデス舞曲集より 他静止した夢のパヴァーヌ プレイアデス舞曲集より 他
叙情的な作風によって知られる作曲家吉松隆の「プレイアデス舞曲集」を軸に、プーランクやラモーの小品を新進気鋭のピアニスト松本和将が演奏した珠玉の曲集。澄み切った空気を感じさせるクリスタルな音色は、疲れた心を癒す薫風のように心地よく清々しい。
2003 エリーザベト王妃国際コンクールの松本和将2003 エリーザベト王妃国際コンクールの松本和将
すでに5枚のソロ・アルバムを発表して叙情派ピアニストのイメージを持っている彼。このコンクールでは惜しくも5位入賞に止まったが、彼のアグレッシヴなまでに情熱的な側面が聴けるライヴだ。思いの深いラフマニノフは確かな聴き応え。モーツァルトも上手い。
アパッショナータアパッショナータ
すでに演奏家として認知されているけれど、2003年にエリザベート・コンクールに挑戦し、見事5位入賞を果たした彼。自らに妥協を許さない演奏姿勢は、アルバムごとに彼の成長を促しているようだ。叙情的で繊細な感性はそのままに、ゆるがぬ自信が身についてきた。
展覧会の絵展覧会の絵
大曲「展覧会の絵」をグリーグの抒情小曲集で挟んだ、という心憎いまでのセンスの良さ。こんなにも叙情的な「展覧会〜」を聴いたのは始めて。それでいてナヨナヨしていないのが、松本和将の大きな魅力だ。豊かな感性によって紡ぎだされる、美しいひとときだ。