制作・出演 : 松本和将
ショパンへのオマージュ〜誇り高き魂ショパンへのオマージュ〜誇り高き魂
アウローラ・クラシカルからの第1作目は初のショパン・アルバム、初のライヴ録音と、初尽くし。ライヴはやっぱり面白いわけで、ちょっと前のめりくらいに走るかと思えば、濃密な甘さも味わわせてくれる。表情の切り替えがうまく、思わせぶりな表現など気の惹き方もテクニシャンだ。
ピアノのための後期ロマン派名曲集 上ピアノのための後期ロマン派名曲集 上
ここにはキャラクターピースや、ロマン派中期から勃興するナショナリズムと呼応する民族主義的作品などの小品を収録している。ロマン主義音楽の何たるかが感覚的に、何となくわかるようになっている。松本は模範演奏の域を脱してなかなか聴かせる。なお、全音楽譜出版社から楽譜が出ている。
ピアノのための後期ロマン派名曲集 下ピアノのための後期ロマン派名曲集 下
ソロや室内楽アルバムで非凡な才能をみせている、松本和将の後期ロマン派名曲集シリーズの2枚目。ピアノ音楽が花開いた後期ロマン派に活躍した作曲家の作品を集め、松本の優れたテクニックと細やかな表現力が堪能できる一枚。