制作・出演 : 松本茜
プレイング・ニューヨークプレイング・ニューヨーク
リーダー第2作目にして、初のニューヨーク録音。ナット・リーヴス、ジョー・ファンズワースという、現代NYのストレートアヘッド・ジャズを牽引する精鋭たちとのコラボレーション。スタンダード・ソングを華やかでくつろいだ雰囲気に綴る、癒しのある穏やかなピアノ・ジャズ。
バッハ・ジャズバッハ・ジャズ
非常にポップで軽快だが、強力なスウィング感と柔らかいフィーリングを内包しつつBGM的にならない演奏ぶり。粉砂糖をまぶしたようなアレンジの妙とともに、ピアノの美音も強く印象に残る。ジャズとバッハの融合という堅い表現が似合わない、一線を飛び越えた好結果だ。★
バカラック・ジャズバカラック・ジャズ
現役女子大生ジャズ・ピアニストの松本茜、山下弘治、松尾明のトリオによるバカラック作品集。拍数を微妙に変えるなどアレンジにも細かく気を配っているようだが、とにかく三者ともプレイが小気味よいので、曲の良さがストレートに伝わってくる。
フィニアスに恋してフィニアスに恋して
20歳のピアニストのデビュー作。瑞々しい感性のなかにソウルフルなグルーヴを併せ持つ彼女のルーツは、フィニアス・ニューボーンJr.とハンプトン・ホーズという二人のやや渋めの黒人ピアニスト。これまでの女性ピアニストの流れとは一線を画している。
PREV1NEXT