制作・出演 : 森下幸路
タニェエフ:交響曲 第4番 ハ短調 作品12 ロータ:交響曲 第4番 「愛のカンツォーネに由来する交響曲」タニェエフ:交響曲 第4番 ハ短調 作品12 ロータ:交響曲 第4番 「愛のカンツォーネに由来する交響曲」
最高の音で楽しむために!
グラズノフ:交響曲 第5番 変ロ長調 作品55 ウォルトン:バレエ組曲「賢い乙女たち」グラズノフ:交響曲 第5番 変ロ長調 作品55 ウォルトン:バレエ組曲「賢い乙女たち」
2010年4月に大阪交響楽団と改称した当団は、児玉宏が音楽監督に就任してからユニークな作品を積極的に取り上げているが、このライヴ盤はそうした成果の一端だ。パートとしての一体感が薄い箇所もあるが、それは各奏者の自発性の高さの裏返しとも言えよう。「賢い乙女たち」は新約聖書の譬え話に基づいた作品。
アッテルベリ:交響曲 第6番 ハ長調 作品31 エルガー:セレナード ホ長調 作品20アッテルベリ:交響曲 第6番 ハ長調 作品31 エルガー:セレナード ホ長調 作品20
アッテルベリは1887年にスウェーデンで生まれた作曲家。1928年に書かれたこの交響曲は時代を考えるとかなり保守的で、どことなくラフマニノフの遠縁のような味わい。それはそれとして、音を扱う児玉の手つきがいい。細部に至るまで丁寧かつ実直だ。
IRIS 〜清らかな祈り〜IRIS 〜清らかな祈り〜
高音の美しさが際立つ松尾香世子の歌唱である。深々としたオルガンの伴奏に乗ってホールに響く澄んだ声に耳を傾けていると魂が洗われるようだ。祈りと癒しをテーマとした選曲のセンスも良く、天上から降り注ぐメロディが日々の喧騒を忘れさせてくれる。
PREV1NEXT