制作・出演 : 渡辺雄一
走れメロス走れメロス
生誕100年となる太宰治の作品『走れメロス』を平野啓子が朗読。さり気なく奏でられるピアノの音色が、朗読の背景となっている。抑制している語り声に込められた情感の塩梅が、聴き手の体調や好みによってその印象を異にし、黙読とは違う物語となる。
ピュア・ヴァイオリンピュア・ヴァイオリン
神奈川フィルのソロ・コンマス、石田泰尚のサード・アルバム。渡辺雄一(当盤ではピアノを演奏)の楽曲はシンプルで穏やか。石田のしっとりとした音色と相まって優しく包み込むような心地良さを演出する。多くを語ろうと力まずに、柔らかな余情をサラリと醸すあたりが心憎い。
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