制作・出演 : 花岡千春
水色のワルツ〜ピアノがうたう昭和の流行歌水色のワルツ〜ピアノがうたう昭和の流行歌
歌謡曲の豊かで確かなメロディを抽出していく花岡千春のピアノは、背筋が伸びた演奏で清々しく、曲への敬意というか愛情も感じられて心地良い。この2枚組アルバムは、クラシックのピアニストによる歌謡曲を演奏した作品の中でも秀逸だ。媚びることのない情感と音色の表情がいい。
チマーラ歌曲集チマーラ歌曲集
イタリア近代の作曲家チマーラ。流麗な旋律の歌曲は「ストルネッロ」など知名なものもあるが、まとめて録音したのは川本愛子が最初である。第1集に比べ新録音の第2集はさらにレアな曲が多い。「春の歌」など声の力に衰えがみられるものの、熱意には頭が下がる。
チマーラ歌曲集2チマーラ歌曲集2
チマーラの歌曲集を日本で初めてリリースした川本愛子が、新たに録音した第2集。日本人としてチマーラの最高の理解者といえる川本による待望のアルバムで、花岡千春がピアノで華を添えている。