制作・出演 : 菊池洋子
いまや実力・人気ともに日本を代表するピアニストの一人である菊池洋子が、 鍵盤楽器奏者にとって大きな挑戦であるJ.S.バッハの不朽の名作《ゴルトベルク変奏曲》を収録。 バッハ鍵盤音楽の金字塔と捉えられている《ゴルトベルク》ですが、菊池は献身的に一つひとつの音を紡ぎだし、 この孤高の作品を丁寧に織りなしていきます。 菊池洋子が音楽家として《ゴルトベルク》と真摯に向き合い、現代における新たなJ.S.バッハ像を追い求めた演奏です。
日本を代表する世界的アーティストの名盤がごっそり集結! まさに究極! 邦人演奏家・オーケストラを主体とした“ベスト100”シリーズ。本作は、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番&第21番を収録したアルバム。 井上道義(第20番)、沼尻竜典(第21番)指揮、菊池洋子(ピアノ)、オーケストラ・アンサンブル金沢による演奏作品(2005年、2006年録音)。 <収録内容> 1. ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466 第1楽章:Allegro 2. ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466 第2楽章:Romance 3. ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466 第3楽章:Allegro assai 4. ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467 第1楽章:Allegro maestoso 5. ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467 第2楽章:Andante 6. ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467 第3楽章:Allegro vivace assai
2002年、モーツァルト国際コンクール優勝の菊池洋子によるモーツァルト集第3弾。隅々にまで繊細な配慮が行き届いた素晴らしい演奏。モダンとピリオド様式の長所をセンス良く混ぜ合わせながら、新鮮で純正な息吹を感じさせる。今後が楽しみだ。★
モーツァルトの協奏曲とソナタをカップリングさせる企画の第2弾。デビュー盤ともなった第1弾は大好評だったが、こちらも上々の仕上がり。ストレートでピュアなアプローチと透明な音色の中に、モーツァルトのさまざまな表情が浮かび上がってくる。シリーズ化を望む。
前途有望なピアニストの登場を感じた。写真からすら見て取れる瞳の輝きも魅力的だが、特筆すべきは音楽から立ちのぼる、非凡な“愛嬌”とでもいう印象。音の粒立ちとか、フレーズ感の自然さ、とかカタイことを言いたくなくなるこの優れた特質を、ぜひ失わずに!★