制作・出演 : 読売日本交響楽団
日本を代表する世界的アーティストの名盤がごっそり集結! まさに究極! 邦人演奏家・オーケストラを主体とした“ベスト100”シリーズ。本作は、アレクサンドル・ラザレフ指揮、読売日本交響楽団の演奏による、 チャイコフスキーの交響曲第6番≪悲愴≫をライヴ収録したアルバム(2006年5月録音)。 <収録内容> 1. 交響曲第6番 ロ短調 作品74 ≪悲愴≫ 第1楽章:Adagio-Allegro non troppo 2. 交響曲第6番 ロ短調 作品74 ≪悲愴≫ 第2楽章:Allegro con grazia 3. 交響曲第6番 ロ短調 作品74 ≪悲愴≫ 第3楽章:Allegro molto vivace 4. 交響曲第6番 ロ短調 作品74 ≪悲愴≫ 第4楽章:Finale.Adagio lamentoso-Andante
最高の音で楽しむために!
2010年読響の首席指揮者退任後、桂冠指揮者の称号を得て初めて行なったコンサートのライヴ録音。読響との第7番は、映像が出ているがCDは初めて。圧倒的な名演で話題をさらった第8番同様の感動が襲う。
レーグナーが90年に読売日響の名誉指揮者となって実現した、日本のオーケストラが外国の指揮者と録音した初めての「ベートーヴェン交響曲全集」からの一枚。熱気あふれる力演を存分に味わうことができる。
全集録音から「運命」と「田園」という定番曲をピックアップした初編集盤。東独の名匠、レーグナーのベートーヴェンは一見オーソドックスに思えるが、実に丁寧な演奏が楽しめる。
レーグナー/読響のベートーヴェンのなかでもとりわけ評判の高い「英雄」を収録。壮大なサウンドを雄大なテンポで演奏し、大きなスケール感を打ち出すことに成功している。
第7番はレーグナー初のライヴ。ライヴならではの高揚感で、「リズムの権化」と呼ばれるこの曲の特長を描き出している。終楽章ならではのスピード感と高揚感に満ちた一枚。
若きベートーヴェンの鼓動が聴ける「2番」「4番」。レーグナーが読響とともに完成させたベートーヴェン交響曲全集のなかの一枚。お互いに気心が知れているだけあって、すべて納得のうえで快調に飛ばしている。
2010年3月25日の読響定期のライヴ録音。翌日の演奏は全曲ではないがTV放送されている。名演として絶賛された演奏を、CDで聴けるのはありがたいことだ。演奏はいささかの弛緩もなく、最後まで続く。必要なことだけを徹底してやるスクロヴァチェフスキの真骨頂がここにある。★
絶対に神秘的にやらないブルックナー。ミスターSにとっては、演奏する作品が何であれ、あくまでスコアをリアリスティックに鳴らすことが最重要なのだ。でも考えてみれば当たり前。音楽家は音楽家であって、似非文学者や哲学者じゃない。大きな拍手を。