制作・出演 : 長谷川景光
平家物語の雅楽平家物語の雅楽
発売元
株式会社フォンテック『平家物語』の抜粋が短く朗読され、これを挟むかのように雅楽が演奏される。1200年頃に書かれたと思われる『平家物語』と平安期の雅楽の楽譜による演奏のジョイントとなっている。琵琶で語られることの多い『平家物語』だが、こうした趣向だと、きらびやかな色あいの物語でもあることが浮かび上がる。
嵯峨天皇の雅楽嵯峨天皇の雅楽
平安中期(嵯峨天皇の在位期・809〜823年)の雅楽を演奏する長谷川の試みは、実践的な考古学といった趣だ。楽人ではなく殿上人が演奏し、龍笛が主旋律をとるなど近代雅楽と楽器編成も異なっていたという。我々が知る雅楽とは異質な響きがそこにはある。
源氏物語の雅楽 蘇る平安朝管絃源氏物語の雅楽 蘇る平安朝管絃
『源氏物語』成立千年記念作品。多くの楽器の演奏に秀でた音楽家、源博雅公。『源氏物語』に描かれた雅楽は、博雅公の譜によって演奏されたという。そんな作品の数々を集大成したのが本作だ。
桃李花/源博雅相聞の笛桃李花/源博雅相聞の笛
“陰陽師”でにわかに知られるところとなった源博雅は平安の大音楽家だったのだとか。龍笛と琵琶と大篳篥がゆったり幽玄に響き交わすこの曲集は、その博雅が編纂したとされる楽譜から、叶わぬ恋路を映したと思しき作を集めた一編の音絵巻仕立て。想い遥けし。
源博雅の龍笛ー蘇る最古の笛譜ー源博雅の龍笛ー蘇る最古の笛譜ー
『陰陽師』にも登場する歴史上の人物、源博雅による日本最古といわれる楽譜を、龍笛の長谷川景光や笙の田島利枝らが解読し、再現した画期的なアルバム。
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