制作・出演 : 門倉有希
恋人たち恋人たち
福島県出身のベテラン女性演歌歌手のシングル。カップリング曲ともども阿久悠/宇崎竜童の手によるもの。1曲でひとつの物語を描ききる流行歌への想いのこもったタイトル曲、ファンタジックなカップリング曲を唄いきる歌い手としての実力はさすがだ。
JunJun
哀愁漂うイントロのピアノが彼女のヒット曲「ノラ」を彷彿とさせるシングル。戻ってこない男・Junを待ち続ける女が主人公。悲壮感が漂わないのは彼女の声の魅力か。(2)もフラれた女の歌だが、サウンドは明るめ。今作で演歌とニューミュージックの間の“ニュー演歌”道を突き進む。
少年少年
「少年」は、その昔まだ少年、少女だった頃の恋を懐かしむミディアム・ナンバー。「海の恋唄」は山崎ハコの作詞・作曲だが、海の男と女を歌った唄で、彼女の手にかかると立派な演歌。コブシも回り、ドスのきいた強い歌だ。
グッバイグッバイ
たとえ別れの道へ繋がったとしても、私はあなたのことを誰よりも一番に愛してた。今はさよならだけど、でもありがとう……。そんな悲哀な女性の心模様を、切々としたピアノの旋律に乗せ、優しく歌いあげてゆくこの歌。胸に想いがジンと染みてきます。