制作・出演 : FriedPride
セルフ選曲の結成10周年ベスト。スペイン語で歌う新録曲の「アマポーラ」のしっとりとした味わいは“醸造期間”を感じさせる仕上がり。潮先郁男門下の実力派ギターの横田とユニークな歌声のShihoの最強の10年が聴ける。マーカス・ミラー参加の「ブラックアウト」は完全版を収録!
通算7枚目、前作より3年の期間を経て発表されたオリジナル・アルバムは、“ラブ”をテーマにしたコンセプト・アルバム。山下達郎、久保田利伸から、カルロス・サンタナ、ショパンまで幅広いジャンルから曲を集め、フライド・プライドのカラーに染め上げている。
女性シンガーとアコースティック・ギター奏者という組み合わせのデュオ・ユニット、6作目。ポイントは英語曲だけでなく、井上陽水、オリジナル・ラヴ、山下達郎らの日本語曲を大々的に取り上げていることか。なんにせよ、多大な情報を大人の視点で濾過している。
(14)に弦が加わるほかは二人だけで録音。初の試みだが、このユニットの振幅の大きな表現力を的確にアピールする好企画。パーカッシヴに高揚する(2)からロマンティックかつ深みのある(3)への流れは象徴的。淡々としたバッキングでも味わいのある(10)が円熟ぶりを伝える。
ヴォーカル&ギターの人気ユニットの通算4枚目は、初の海外録音。マーカス・ミラーら豪華ゲストとの共演で、ジャズの範疇を超えた、ソウルフルでポップな音世界を構築している。独自の路線を邁進し、進化させようとする真摯な姿勢が伝わってくる注目作。
Shihoと横田明紀男によるフライド・プライドの3作目。ロック、ポップス、ジャズ、ファンク、ソウルなどまさに1曲ごとに違うジャンルのカヴァー曲。Shihoのヴォーカルはクセがあってアクワイアード・テイスト。横田のギターは圧巻のテクニック。
冒頭いきなりシーラ.Eの爆発的なパーカッションをフィーチャーし、横田のギターをバックに歌う、マリーナ・ショウのヒット曲で度肝を抜かれる男女デュオのセカンド・アルバム。題材もジャズに限らずポップスのヒット曲を見事にバウンスさせる。
名門コンコードから、初の日本人ジャズ・ユニットとしてデビューする、ジャズ界期待のニューカマー。スタンダード・ナンバーを含め、幅広い選曲で、ポップス・ファンにもアピールできる。