制作・出演 : barican
There is no selfThere is no self
エモ/ポストロックの熱と哀愁をまといながら、 現代的な緻密さと勢いを併せ持つそのサウンドは、懐かしさと新しさが交差する。 叫ばない叫び、切実なメロディ、3人編成ならではの緊張感あるグルーヴ。 世代や流行を超えて響く、静かな衝動がここにある。 ナカジマヤスヒロ、べんぞー、門脇拓美によるスリーピースバンド、barican。 2012年結成から現在までに自主制作による4曲入りCDEPと、MORETHANとのスプリット7インチレコードをリリース。 今回は約10年振りのフィジカルリリースとなる。 baricanの音楽は、スリーピースであることの強みを最大限に活かし、熱量と勢い、緻密な構成力を兼ね備えている。 そこに乗るのは、切なさと哀愁を帯びた、絶叫ではない、心の奥からにじみ出るような叫び。 そしてそれらを包むのは、洗練とは無縁の、泥臭い“男汁”のような衝動。 だがそれがbaricanの魅力であり、存在理由なのだ。 どこか懐かしく、それでいて新しい。憧れたあの頃の音を今、彼らは別次元で鳴らしている。 「エモ/ポストロックのリバイバル」という言葉では語りきれない、baricanという名の必然。 コロナ禍を挟み、10年待った待望のリリースとなる。 レコーディングエンジニアにはANORAK!, malegoat, falls, The Firewood Project,withoutなどに携わる林淳太、 マスタリングは数々のDC作品を手がけるTJ.Lippleが担当した。
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