制作・出演 : dayaftertomorrow
2005年夏に活動停止を発表した“デイアフ”の企画ベスト盤。ホームページ上の投票でファンがセレクトしたベスト15曲を収録。曲調や時期によって趣の異なる、misonoのヴォーカルに注目だ。
day after tomorrowのシングル・ベスト・アルバム。デビュー・シングル「faraway」ほか、これまでに発売したすべてのシングル11曲に、アルバム未収録曲と未発表曲を加えた、まさに完璧な内容の1枚。
2004年2月発売の『primary colors』以来、約1年ぶりのサード・アルバム。Every Little Thing時代から変わらぬ五十嵐充のツボを外さないソングライティングは、今回も見事の一言。misonoも曲によってヴォーカル・スタイルを変える成長が見られる。
2作目のフル・アルバム。元気さが目立つ録音初期の(5)(6)と緩急のコントラストが明確な後期の(11)(13)を比較すると、misonoの1年での成長ぶりがよく分かる。全般にギターの演奏も前作よりダイナミック。(3)は、80年代洋楽を詰め込んだサウンドで思わずニンマリ。
意外なことに、これがオリジナル・シングル第2弾。収録曲「Starry Heavens」は、misono本人出演のナムコCM『テイルズ オブ シンフォニア』テーマ曲として使用される。
待望のファースト・アルバムは、スマッシュ・ヒットの(13)(14)(15)以外はすべて新曲で揃えた充実作。垢抜けた音と、澄んだ歌声のせいで今まで気づかなかったが、この人たちの歌は意外とディープだ。ピュアな中にも静けさと暗さが漂って、そこがたまらない魅力に。
早いペースで作品をリリースし続けているday after tomorrow。収録楽曲すべてへタイアップがついてるよう、メロディアスという機軸はありつつも。時にはクールに、時には耽美的になど、曲調面では一つの枠へ納まることなく多彩な表情を描写。彼らの器用さが見える作品だ。