制作・出演 : misono
2年ぶりとなる3枚目のフル・アルバムは、全15曲中13曲のシングル・ナンバーおよび8曲のタイアップ・ナンバーを収めた、ある種ベスト盤的な豪華さだ。乗りの良いエッジの利いたサウンドを中心に、自己主張するアルバム・タイトルのような強さ、元気さだけでない、ナイーヴな面も感じられる。
おなじみのアニソン・メドレーから昭和歌謡曲、懐かしいJ-POPやデイアフ時代のナンバーまで超雑多なセレクトがmisonoらしい正統派カヴァー・アルバム。ガールズ・ポップのド真ん中をゆく明度&彩度の高いヴォーカルを最前面に打ち出しつつ、著しくキャッチーでアップ・ビートなアレンジも愉しい。
これまでにコラボレートを重ねてきた“misono×テイルズ・オブ”シリーズのタイアップ曲を集めたミニ・アルバム。ソロ名義での楽曲に加え、day after tomorrow時代のヒット・ナンバーも楽しめるスペシャル盤だ。
まず目を引くのがジャケ写のヌード・ギリギリ・ラインのポートレート。アートワーク同様に、misonoのすべてを臆面もなく、曝け出す潔さを感じるセカンド・アルバム。こんなことされたら、男は黙って聴き惚れるしかない。このストレートなサウンドと健気さに心は打ち震える。
元day after tomorrowのmisonoのファースト・アルバム。西川進らしいドライヴ感あふれるロック・ナンバーからケイト・ブロウが描くダウナーなデジ・ロックなど、多彩な作家陣の手による楽曲を多色な表情に染めていくさまを味わえる、カラフル・ポップな作品。
2005年に解散したday after tomorrowヴォーカルのソロ・デビュー作。(1)は、ナムコ『TALES OF THE TEMPEST』テーマ曲で、人生をボクシングに例えたハイパー・ロック・チューン。(2)は自然体での生活を誓うバラード。ともに歌への情熱が迸っているのが嬉しい。