音楽むすび | ジャンル : ジャズ

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生誕100年を迎えるバド・パウエルとヘンリー・マンシーニの作品を中心に、世界的ジャズ・ピアニスト山中千尋の現在進行形サウンドを凝縮した、充実の最新作。 ●ニューヨークを拠点に世界で活躍する、日本を代表するジャズ・ピアニスト、山中千尋。2001年のデビュー以降20枚以上のアルバムをリリースし、ハービー・ハンコックやジョージ・ベンソンなど錚々たるレジェンドとも共演。カーネギー・ホールやケネディ・センター、ロニー・スコッツなど世界各地の名門ホール、クラブで今も公演を重ねるトップ・アーティストだ。 ●本作は、2023年作の『Dolce Vita』(UCCJ-9243,UCCJ-2227)以来、約1年振りとなる完全新録作品。2024年に生誕100年を迎えるバド・パウエルとヘンリー・マンシーニの作品を中心に採り上げ、そこに山中自身の書き下ろし新曲3曲を加えた多彩なラインナップを収録したニュー・アルバムとなっている。ヨシ・ワキ(b)とジョン・デイヴィス(ds)による熟練のトリオを中心にニューヨークでレコーディングされた、山中の現在進行形のサウンドが凝縮された充実の仕上がりとなっている。 ●商品は通常盤に加えて、ボーナス・トラック+ミニ・フォトブックを収めた限定盤も同時発売。ボーナス・トラックは、細野晴臣「悲しみのラッキースター」のカヴァーを収録しており、こちらも注目だ。また、直筆サイン入りクリアファイルなどの購入者特典もラインナップされているので、ぜひチェックしてみよう。 ●10月10日からは上記ニューヨーク・トリオを率いた日本ツアーを予定している山中千尋。世界的ジャズ・ピアニストの現在進行形サウンドを体験出来る貴重な機会も見逃せない。

満たされた空虚満たされた空虚

2001年、名門ジャズレーベル「ヴァーヴ」初の日本人女性シンガーとしてデビュー以来、 日本のジャズシーンにおいて常に異色の存在であり続けるakikoが音楽監督を務めた 映画『徒花ーADABANA-』(監督:甲斐さやか/出演:井浦新、水原希子ほか/2024年10月18日全国公開) の世界観を受けてプロデュースした、インスパイアアルバム。 生命について、存在について、深淵なテーマを問いかけるこの映画にインスパイアされ生まれた本アルバムは、 劇中にも使用されている「亡き王女のためのパヴァーヌ」にオリジナルの英語詩を乗せて歌唱した曲とポエトリーリーディングを始め、 ジャズ・スタンダードとして人気の高い「Yesterdays」、70年代屈指の名曲「Both Sides Now」のカバーVer.と共に、 アルバムの世界観と呼応する書き下ろし曲を含めた全9曲を収録。 水原希子、三浦透子、甲田益也子という『徒花ーADABANA-』のキャストがポエトリーリーデイングで参加。 甲斐さやか監督とakikoが共同で作り上げた詩の朗読は、映画の世界観を美しく反映している。 参加ミュージシャンとして、akikoとは2009年以来親交の深いノルウェーJAZZ界の奇才ブッゲ・ヴェッセルトフト、 国内外で活躍するヴィブラフォン/マリンバ奏者のMasayoshi Fujita、 自身の活動はもちろん米津玄師、KING GNU、MILEMIUM PARADEなどのバンドサポートで活躍するオルガニスト宮川純、 そして同じく自身の活動に加えて渡辺貞夫、小野リサ、椎名林檎などのサポートおよび映画や舞台の音楽も手がけるピアニスト/作曲家、林正樹が名を連ねる。 ジャケット含めブックレットには、映画キャストでもある永瀬正敏による撮影写真を使用。

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