ジャンル : 演歌・純邦楽・落語 > 純邦楽・民謡
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日本コロムビア株式会社不世出の名人、芳村伊十郎の全盛期のレコードに演奏会や放送テープなどからの作品を加えた全集が登場。日本舞踊のお稽古にも便利な舞踊家探訪の保存版。長唄五十番はステレオ録音。
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キングレコード株式会社82年12月に行なわれた林英哲ソロ・デビュー・コンサートのライヴ盤。“鬼太鼓座”を離れた林のジャンルを超えた新たな活動のスタートとなったステージで、和太鼓と千野秀一のシンセサイザーや韓国民謡とのセッションは、いま聴いても刺激的でスリリング。
佐渡・鬼太鼓座出身のパーカッショニスト、林英哲が87年に行なったソロ・コンサートを収録したアルバムが初CD化された。太鼓、鳴り物類だけの、林氏ひとりによる演奏なのだが、時にはシンセサイザーを使っているかのような響きもある。
昭和54年から平成5年にかけてNHK出演時からの名演集。竹山の演奏は、その時その時で趣の変わる即興的な面白さがあるため、重複して曲を収録してあるが、晩年になるほど素朴な響きと力強さとが増している。円熟などと無縁の芸の奥深さなのだろう。
高橋竹山や三橋美智也以下、6名による津軽じょんがら節の聴きくらべという一枚。それぞれの解釈の違いが聴きどころなのでしょうが、キーとか抑揚の違いくらいしかわからないのが悲しい。ジャケットの紙一枚だけで解説が一切ないのもちょっと悲しい。
民謡、それは日本の心。大塚文雄の名唱で贈る民謡特選20曲。(3)とか聴いてると渓谷を渡る一般の舟のイメージが……。日本酒のCMだな、こりゃ。諧謔味と解放感のある(20)がいいですね。J-pop全盛のこのご時世、このCDの購買層に思いをはせた。
佐々木基晴による北海道民謡集だ。伝えられる今日の民謡がいかに洗練されているかを実感させる歌唱を聴かせている。あたりの柔らかい歌唱は座敷芸の流れのものか? 日露戦以後の北海道がいかに繁栄していたかを伺わせる色街での洗練過程を想像させる。
もともと踊るために作られた民謡を聴いてると、身体がムズムズしてくることがある。しかも本場徳島や高円寺で盛り上がっている(1)とかで始まるとさぁ大変! しかも、歌っている人が本格派で北から南まで網羅しているとくれば、言うことはないでしょ。
日本の民謡って、歌の存在感が強すぎて(民謡特有の歌唱が押し付けがましいってこと)、聴いてて疲れることが多いのだけど、小杉真貴子の歌唱は三味と尺八の音との溶け合い具合もよく、なかなか涼しげ。有名曲も多く、外国への土産などにも良さそう。